E-Sports Life

League of Legendsで戦う管理人『Canopus』の奮闘記録

WCS2022 プレイインステージ3日目終了~注目チームと感想~

WCSのプレイインステージも3日目が終了して各チーム5戦中4戦を消化しました。LJLの代表DFMは2勝2敗で現在同率3位。残す1試合は現在グループAの首位に居るEvilGeniusesなのでここまでの戦績を考慮すると忖度無しで言えば敗色濃厚と個人的に見てます。

残りのスケジュールが下記のような状況なので

グループAの残り3戦、個人的に可能性の高い展開を考えると

Fnatic vs BYG ⇒ Fnatic勝利 (確度65%くらい?)
LOUD vs The Chiefs ⇒ LOUD勝利 (確度98%)
EG vs DFM ⇒ EG勝利 (確度75%くらい?)

上記の想定で進んだ場合、順位がどうなるかというと

●1位&2位 (4勝1敗グループ)
EG、Fnatic 

●3位 (3勝2敗)
LOUD

●4位&5位 (2勝3敗グループ)
DFM、BYG

となり、DFMとBYGで4位決定戦を行い、勝者が3位のLOUDとBO5を行い、そこで勝った方がグループBの2位(恐らくRNGが濃厚)と戦ってBO5の勝者がグループステージへ進むという流れが一番確度高そうな展開とみてます。DFMのプレイインステージ突破はこの時点でかなり厳しいという予想が管理人の読みです。

若干の番狂わせが起きても、グループBの1位&2位に韓国&中国が居ることで、プレイインステージ突破の難度はあまり変わらない状況ではあるのですが、以下のような番狂わせが起きた場面だけ、少しだけ通過の可能性が上がります。

1)BYGがFnaticを破る ⇒ Fnaticが3勝2敗グループに落ちる

2)DFMがEGを破る ⇒ DFMが3勝2敗グループへ上がる

この二つが達成されると

●同率1位 3勝2敗グループ
 Fnatic
 EG
 LOUD
 DFM
 
●6位 The Chiefs 

といった形で1位~5位までが3勝2敗で並ぶといったカオスな状況が産まれます。というわけで、確度はともかくとしてまだまだ最終日もちょっと見どころは残っているので引き続き注目していきたい次第。

いずれにしても、WCS2022、視聴時間帯が朝方~正午なのでなかなか全部見るのはしんどいのですが、今年はDFMのいる位置がなかなかに面白い(良いリーグ&通過の目がある展開)ということもあり、プレイインステージからとても楽しめています。DFMにはそういう意味で感謝の意と敬意をもって応援したいところ、ですね。

※管理人はKR3人体制&国際戦でメタピックを出せない場面の多いDFMはLJLの振興を考える上ではあまり好きではありません(これはいつかどこかで記事にしたいと思っていますが)ただ、そういう個別の好き・嫌いは別にして、日本の代表チームがWCSという場で大きなプレッシャーの中、世界の強豪と一線で戦い続けてくれているおかげで、こうして観戦する楽しみや、ゲームや采配についての「あーだこーだ」を議論できるこの環境をとてもありがたく思っています。なので、最終日の試合勝とうが負けようが、DFMにはまず「ありがとう」と言いたいです。まだまだ予選通過の目もあるし、何よりもこの稀有な環境、素晴らしい大舞台をご本人たちも楽しんでほしいと切に望みます。


さてさて、エールを送った後で、ちょっと落としどころと言いますか、グループAの5戦目を前にDFMの懸念点も少し。。。

これは完全に個人の主観と偏見かもしれませんが、各試合を見て一番強く感じたのは「Evi選手死に過ぎじゃね?」でした。もちろん、TOPレーナーなので身体の強さやLVの高さを生かしてリスクを取りに行く&敵をかき回しに行く場面が必要なのもわかります、そして、チャレンジの結果の失敗をあげつらってもしょうがないのもわかります、それでも、個人的にはラインをはみ出すぎて死んでしまう場面や、裏への警戒感を忘れて死んでしまうシーンが目立って見えました。

BYG戦のこのシーン↓ 

タワー前でマオカイのWにつかまってQで引き込まれて死ぬシーンとか


対CHFのこのシーン↓

入り込んできた敵JGをカットしに行ってSteal選手が死ぬまでは良いとして、その後敵がMID側から3入ってきた場面、フルヘルスのケネンがTOPレーン側にまっすぐ逃げれば確実に逃げれた場面で、なぜかワンステップMID側に入れたことで死んだシーン、とかとか。失敗は全然いいのですが「そのリスクに見合ったリターンがあるのかな?」という場面でリスクだけ取ってしまっている場面がたまにあるのが気になったので、是非その辺りは気を付けて、頑張ってほしいと思いました。

※多分、大舞台の緊張とか、LJLとは違うレベルの迅速なマクロ展開や意志統一の速さなど「スピード感」に翻弄されてしまって、の結果だと思うので相手側を褒める場面なのかもしれませんが、ただ、勝っている試合でもヒヤヒヤする場面が多かった、というのがとても気になりました。


DFMファンの方には怒られてしまうような記事かもしれませんが、率直に感じた感想なので、そのまま記載させて頂きました。ただ、間違いなく今の日本のTOPプレイヤー5人であり、LJLの代表なので選手には敬意と感謝の念を忘れずに、この先も応援していきたいところです。DFMファイト!


●そして最後に、、、この三日間で一番印象的だったのは「LOUD強くね?」でした。



今日あったこの試合、LECの雄:Fnatic対LOUDの1戦ですが、まさかの展開で、しかもフロックやたまたま集団戦でラッキーパンチが出て勝ってしまった、とかの展開でもなく、レーン戦も、LEC得意の中盤からの早いマクロ戦も、また、あれだけ強いHUMANOIDのアカリをCCチェインから落とし切るフィジカル&集団戦の練度などなどを見ても、非常にポテンシャルを感じさせる1戦でした。

一方でBYGに負けたりもしているので、構成や展開によってまだまだムラっ気はあるのだろうとは思いますが、VALORANTに限らずLOLでもブラジルから新しい風が吹いてくる可能性を多分に感じた次第、です。

オマケとして、、、

あまりにBRが強く感じたので、サーバーのランクマッチ人口を調べてみたくOPGGをひらいたところ、なんと143万人もいるんですね。

日本が13万人ということを考えると(しかも複数アカウントプレイヤーが日本は多いと言われているので実質はユニーク人口7~8万人いないかも?)LOUDに負けたのも妥当というか、プレイヤー母数を考えると今後はさらに厳しい展開も予想されてしまうな、と思いました。

そんなわけで、LJL含めて日本のLOL環境においても、プレイヤー母数を増やしていけるような展開がどうしても必要だな、と思いました。恐らくDFMもそれらを分かっているからこそ、KR3人態勢にしてでも、なんとしてでも世界で結果を出して、人や企業、メディアを引き込んでいこうという思惑なのかな、と思っています。

様々な意見や、施策についての是非はあると思いますが、プレイヤー皆で日本鯖とLJLを盛り立てていくような空気を作っていけると良いですよね。

LOL新興地域であるBRからのLOUDのキラ星のような活躍にはヒントを少しもらえたような気もした次第。こんな発見もあるからWCSは面白いです。引き続き、楽しみましょう☆