
T1はHLEに快勝。順調な仕上がりを見せつける
我らがT1は土曜日に対KT(3-1)、日曜日に対HLE(3-0)をいずれもBO5で堂々の内容で下して無事6月27日からバンクーバーで行われるMSIへのLCK2枚目のチケットを獲得した。1枚目のチケットは言わずと知れたChovy擁するGen.Gが勝ち取っておりLCKの代表チケットは人気・実力ともにLCKを代表する上位2チームに順当に行き渡ったように筆者は感じている。
ちなみにGen.Gは一足早く土曜日に対HLEで決勝戦を戦っておりその結果は3-2だった。そのHLEを3-0で圧倒的な試合内容を持って粉砕したT1の仕上がりは非常に順調と言えるのではないだろうか。
HLE戦を振り返って感じるT1の絶妙のチームワーク

前日にGen.Gを苦しめていたHLEだけに、誰もが接戦or苦戦を想像していたのではないかと思うのだが、実際は違った。どのロール、どのレーンというわけではなく、あらゆる場面でT1はHLEを上回り、パワープレイで抑え込んでいたように感じている。
特に筆者が興奮を覚えたのはTOPのDoranとSUPのKeriaの仕上がりだ。上図はドラゴン前で集団戦の始まる正しくその瞬間だが、KeriaのポッピーがアルティメットでHLEのTOPであるZeusを吹き飛ばして人数差を生み出したところから始まっている。位置取りも完璧で、図は若干見づらいかもしれないがポッピーのULTが弾き飛ばしたと同時にJGのOrnerがパンテオンのULTで前線に飛び込み、裏からはDoranが挟撃するという非常に安定したチームワークで4つ目のドラゴンを獲得する結果となった。
Keriaはこの場面以外でもポッピーで複数名弾き飛ばして人数差を作りオブジェクト獲得を容易にする場面が多く見られた。このように、各プレイヤーが各々の役割を明確に、立ち位置もしっかりと足並みを揃えて戦えるチーム展開をできているT1は本当に強い。(これらの集団戦の前提条件として、レーン戦をしっかりイーブン以上でこなせているというのが重要なのだがHLE戦においてはその点も全く問題なかった。逆に、Gen.G戦でT1が苦戦が多いのは後半の集団戦というよりは前半のレーン戦周りで圧力を受けてしまい後半の集団戦で良い立ち位置と良いチームワークを見せても個のポテンシャルの差で機能不全を見せてしまう、という流れが多いように思う。それも含めてMSIではGen.Gにもしっかりシーズン戦のリベンジを見せて欲しいところだ。)
TOPのDoranは安定したZeusキラーっぷり

HLE戦でここまでT1が圧倒した要因の大きなポイントの一つにはDoranの存在も大きいと思っている。DoranはかつてZeusがT1に在籍していた時からなぜか対Zeusに対してのパフォーマンスは他のトップレーナーよりも良い戦績でレーン戦をこなしていた印象が強い。(だからこそ、敵だった時の印章を筆者は非常に良く覚えている。。。)Zeusは既にHLEでも重要な集団戦の基点の一つとなっているため、その基点をしっかりとレーン戦段階から抑え込んでいたDoranの功績は大きかったように思う。
また、対Zeusを抜きにしてもこの対HLE戦においてはDoranは集中力が高く良いプレイが多かったようにも思う。上図は2戦目の後半、バロンパワープレイでBOTレーンを押し込んだGumayushiがHLEのカウンターを受けZeusのTPも含めて完全に囲まれてしまったシーンだが、この後集団戦は以下の様に展開する。

赤丸:駆け付けたKeriaのポッピーのULTで敵の主力であるMidビクターが後方に弾き飛ばされる
緑丸:FakerがGumayushiをカバーすべく即座にTP
黄丸:Doranがなんと隔離されたMIDビクターとADCジンというダメージソース二人をアサシンすべく追撃
また画像には映っていないがちょうどGumayushiの辺りにJGのOrnerがULTで飛び込んでいる(ポッピーULTを明示するタイミングでキャプチャしたためパンテオンがちょうど消えてしまっているが、この1秒後位に着弾すべくパンテオンはこの画像内では宙を舞っている)

結果的に上図のような形で完全にDoranが1v2をする形となってしまうのだが、この画像の後、Doranはビクターを落とし切りあわよくばジンまで倒しかねない勢いでしっかり生還したのだ。
このような縦長な展開となった集団戦においては本陣から離れた位置で人数差がある中で立ち回るのは非常に難しいのだが、最もダメージの出るこの二人を相手に、且つ、一瞬気を抜けばジンのCCも被せられるこの状況下において(アンベッサのULTからビクターをアサシンする形で入れたのは確かに好機ではあったのだが)それら全てを考慮しても、こうして勝ち切ったDoranの仕上がりとチーム内での良い雰囲気、カバーし合う連携意識の高さは素晴らしいと感じた。
今年のLCKのSpringシーズンはGen.Gは勿論のことHLEを含めた他のチームも強く、なかなか勝ち星を拾いづらい雰囲気が続いていたT1であったがこのHLE戦を見てきっと誰もが「強いT1が戻ってきた」と感じたのではないだろうか。メタの調整も含めてT1には追い風もあり、調整も良い感じで進んでいるのではないかと思う。あとは今月27日からのバンクーバーでのMSI本戦も是非、頑張って欲しいところだ。
(おまけ)Uziスキン買いますた。。。

6万円スキン高いよ。。。と思いつつも(最近LOLあまりできていないのでスルー予定だったのだが、、、)良い試合、Riotの色々と粋な取り組みなど諸々を考慮して今年も殿堂スキン買ってしまいました。
上図の画像はバナーとアイコンの雰囲気とかとか、確認されたい方用に。スキンそのものは沢山動画も上がっていると思うのでそちらを見て頂くとして、こうしたバナーとかスプラッシュアートをホームにした時の雰囲気とかも、自分みたいに気にする人はいるかもと思ったもので。ちなみにUziといえばどちらかというとヴェインの方がアイコニックなイメージの方が多いと思うためヴェインVerも↓にて掲示。

こちらのホームはアニメーションしません。(カイサの方はゆらゆらと動く)そして6万円パックを買ってるとこのUziというシグネチャー(銘入れ)Verの画像やアイコンとなります。
比較として昨年のFakerのVerも上げておきます。勝利の殿堂スキンは確かに高いのですが作り込みと拘りなどなど特別感がとても強い商品となっているため、自分の様にLOLに本当に愛着があり、プロシーンで頑張ってきているプレイヤーに対して敬意や推し意識を持たれている方にとっては高い買い物ではないかも、とも思います。(いや、それでも高いんですけどね。。。でも、再販絶対しないと言われると、ついつい手が伸びます)

↑こちらがFakerバージョン。アーリはゆらゆら動きます。

↑こちらのルブランは固定調。
殿堂入りスキンはいずれもメインスキンには売れ筋も考慮したスキンラインを検討しつつ、サブスキン(バトルパスにも組み込まれる方)は各選手の全盛期を彩った象徴的なスキンを採用していく、という感じなのかもしれないですね。次年度以降は誰が来るか(高いけども)楽しみではあります。