記事の内容とは直接関係ありませんが、WCSの開催が近づいてきました。LJL代表のDFMも参加するクリスタルボウルは9月30日から。
上図の画像は新しくティファニーとコラボした優勝カップです。5つのロールを象徴する5つの支柱に包まれたカップで台座部分には歴代のチーム名とプレイヤーの名前が刻まれています。カッコ良い☆
と、そんなわけでWCS非常に待ち遠しいところですが、その一方、最近個人的にLOLは結構流行ってる気がしてます。流行ってるという言い方がには語弊があるのかな?正確には「これまでLOLをやっていなかった方々」が観たりPlayしたり、という機会が一時的に増えている状況にあるように感じています。
大きくは二つ、要因があるのかな?と思っていて
ひとつには、超著名ゲーム配信者であるSHAKAさんを中心とした有名ストリーマーの方々のカスタムゲーム配信機会が増えたのが一因と思ってます。正直、自分はLOLが大好きで主にLOLの配信者しか見ていなかったのですが、SHAKAさんやk4senさんがLOLの上位プレイヤーを交えて日々カスタムしている光景はLOL畑の人たちだけのプレイとまた全然雰囲気も異なり、一つのエンターテイメントとしてとても楽しめたし、今も楽しんでます。
ゲームって新規の人が一定数居ないとどうしても廃れてしまうものだし、新規に限らず、様々な価値観の方が「楽しみながら」プレイできる環境がないと閉じられた村コミュニティになって一部の古参だけが幅を利かせてしぼんでいってしまう側面がどうしてもあるので、エンターテイメント性に富んで、且つ、商業視点も含めて大人の視点でゲームやコンテンツを考えられる著名ストリーマーの方々の活動には本当に敬意と感謝の気持ちを感じます。今後も是非是非、LOLと少しでも沢山絡んで欲しい。。。
そして、もう一つにはLOLの著名配信者「しゃるる」さんが企画運営されている(と言っていいのかな?勝手にそう思ってますが)増永アカデミーと呼ばれる、LOL初心者の配信者をコーチングしていく企画、も功を奏している気がしてます。
参考:しゃるるさんのTwitchチャンネル
面白いのが、配信者の方を対象にコーチングしているので、しゃるるさんの配信だけじゃなく、各配信者の方々個人のチャンネルの方で修行状況やランクへの挑戦など、思い思いのLOLへの取り組みを配信で見ることもでき、これまでのような個人のチャンネルを応援するだけではない、「企画全体を応援&視聴する」みたいな楽しみ方もできてとても良いと思ってます。
んでもって、この活動、単なるコンテンツの拡充に限らず、記事タイトルにも書いた「GAME」⇒「スポーツ」へ昇華させるための要件、についてとても大事な要素も担っているように感じたので、ちょっと書いてみたいな、と思った次第。
ちょっと真面目っぽい文章になってしまうのですが、ゲームとスポーツの違いってなんだと思いますか?若しくは、どうすればただのTVゲームやPCゲームが世の中でスポーツとしてステータスをUPしていけるのでしょうか?
私は、完全に独断と偏見ではありますが、以下のような点が必要なんじゃないかな?と思っています。
1)沢山のプレイヤー(やってる人が多いこと)
2)興行性(そのコンテンツに収益性や一定のブランド認知効果があること)
3)ルール&公平性(恣意的ではない中立的なルールの存在とバランス調整)
4)沢山のファン(応援者の存在。理想はプレイヤー以外も含めた多様なファンを巻き込んでいきたい)
想いはたっくさんあるのですが、書き上げてみるとこんな感じ?
要は一つのゲーム・コンテンツをスポーツ≒ちょっとした「文化」まで昇華させていくためにはどうしてもこの4項目は必要になるのではないか、と思う次第。もちろん、なんちゃら協会~とか、なんちゃら法律~とか、付随して必要となる組織や法や、運営主体は派生してくるし必要なんだろうけど、それらは全て、こうした要素があってこそ、必要性が生じて発達していくモノなのではないかと。
そして、LOLに限って言うと、このうち1~3については結構な水準で達成できているのではないか、と。ただ、日本国内に関しては特に4の点がなかなか上手く行っていない印象。それはなぜか?これまた完全な独断と偏見なのですが、以下のような理由が多少なりともあるのではないか、と思ってます。
・プレイヤー&元プレイヤー以外の応援者がそもそも発生し難い
⇒ゲーム自体が割とルールが複雑で「何をやっているのか・何がナイスプレイなのか」が解りづらいことから、必然的に「ファン=元プレイヤー」に限定されがち。やってない人にはそもそも何が起きているのか解らない。
・競技志向が高いゲーム故に「勝ち至上主義」的な価値観以外の価値観が否定されがち
⇒これは表現がちょっと難しいのですが、一言でいうと「失敗や敗北に対するリスペクトがほぼない環境」が醸成されてしまっていること。初心者の様々な試行錯誤や練習過程、失敗に対する認容度が低くなりがちだし、初心者に限らず、TOPプレイヤーが相手であっても、ちょっとした失敗に対する叱咤がとても厳しい世界となってしまっています。
これはプレイヤー間でもそうだし、LJLを応援する視聴者のコメント欄などでも顕著な気がします。プロのプレイに対して敬意の欠片もない辛辣なコメントが飛び交っている現状を私はとても残念に感じています。
と、まあ一言で括ってしまうと「応援者に多様性が発生しない」状況になっていると思うんですよね。
これがプロスポーツとして浸透しているサッカーや野球だったらどうでしょう?
例えば野球でいえば、継投や采配、監督ごとに様々なスタンスがありますし、ファン同士でもあーだこーだ、ベストと思われる采配は割れるし、それを、それぞれの立ち位置から多様な意見と評価を楽しんでいるのではないでしょうか?
それはプロだけに限らず、少年野球や草野球でも同じで、「野球」という競技・コンテンツを通じて「野球の試合における勝敗」以外の価値観、心身の鍛錬やプレイヤー同士のコミニュケーション能力の醸成、人間としての成長性などなど、その競技に求める価値観や求める成長要素、楽しみ方は本当に多種多様です。楽しむ人もいれば、成長をひたすら求める人もいる。そして、それぞれの在り方を容認されている、だから「文化」足りえるのではないか?と思っています。
そして、それが達成されている背景としては、「小さいころからなんとなくでもサッカーや野球に触れてきている」ってことが大きいと個人的には思うわけです。
誰もが野球部・サッカー部だった、というわけではありませんが、どの学校にもきっと野球部・サッカー部は存在したであろうし、体育の授業でも触れる機会があった。なんなら公園でなんとなく三角ベースやケリベース(ってわかるかな?)で男女関係なく遊んだ経験とかだって、こうした文化的側面を成立させてきた背景としては結構重要な欠片だったりするのではないかと思います。
そして、こうした「ゆる~く気楽に楽しめる環境」と「向上心&楽しみをもって取り組む初心者の存在」って一つのGAMEというコンテンツがスポーツに向けて少しずつでも前進していくためにはとても大事で得難いものだとも思うわけです。
前置きがめちゃ長くなってしまったのですが、そういう意味でこの「増永アカデミー」はちょっとしたこの草野球チックな土壌の提供に一役買っているのでは?と勝手に思って嬉しくなっている次第。
・個々人にも情報拡散力のある配信者を対象にLOLコーチングを行うことで「初心者の楽しみ方&挑戦」がより多くの人の目に触れる(初心者の試行錯誤って最もポジティブな側面の一つと思ってます。この過程の認知や応援そのものが勝ち以外の価値観の醸成に繋がっていくことを期待)
・先達/古参プレイヤーが「ルール」をある程度かみ砕いて面白おかしく指導(プレイヤーにしかわからないルールや勝利要素を楽しみながら認知浸透させる)
・フルパカスタムという楽しみ方の浸透(人によっては「ランク以外認めない!」みたいな意見もあるかもしれませんが、ランク以外の楽しみ方、草野球場が沢山あったって自分は全然良いと思うし、そういう場所がないとスポーツって成立しませんよね。プロ野球選手だって最初は初心者だし、草野球やってたと思うわけで)
と、こんな感じで、なんかグッと「スポーツ」への階段を身近に感じたわけです。LOLパートナーをやめた方がこれらを運営しているのがちょっと不思議というか、面白くも感じているわけですが(笑)でも、逆に運営に寄り過ぎているとフラットにこういう動きはしづらいものなのかも?いずれにせよ、運営し続けているのが凄いと思います。
こうした活動が日本のLOL環境に多様性と新規の風を送り込む一助となっているのは確実だと思うので、本当に嬉しく思いつつ配信や動画をただただ楽しんでいます。
まだまだこうしたムーブメントは起きて間もないとも思いますし、今後長い目で見て継続的に正しく運用&醸成されていくかは解りませんが、LOLというコンテンツの大ファンである自分としては、引き続き応援していきたい気持ちで一杯です。やっぱ、好きなゲームにはずっと盛り上がって行って欲しいですしね。12年目のこのゲーム、15年・20年と続いていってほしいと本気で思っているので。
そんなわけで長文乱文を書きなぐってしまいましたが、サーバーも落ち着いたようなのでまたランクの旅へ飛び込んできます。
皆様も素敵なLOLライフを☆多様性をもって楽しみましょう。
※LOLのサーバーやマッチングシステムが不安定で暇な時間を使って急いで書き上げたのでめちゃくちゃ乱文で申し訳ありません。後ほどもうちょっと推敲していきます。また、勝手にお名前を拝借して気分を害された方などはコメントかDM頂ければ修正・削除等もいたしますので、もしいらっしゃれば気兼ねなく、ご一報ください。