まだ予選なのにDFMのおかげでめちゃ楽しませて頂いているWCS2022、いよいよ最終日の5日をもうすぐ迎えようとしています。
DFMの状況はというと、グループAで2位～4位が同率で並んだあとのタイブレークでEGに負けて2位は逃したものの、その後、ブラジルの対LOUD戦を3-1で勝ち抜き、5日8時に中国の猛者RNGとの決戦を残すのみ、となりました。このRNGとのBO5を勝ち抜けば次ステージであるグループステージへと駒を進めることができます。
（一点注意事項として）
上図に5日8時から、と公式サイトで記載されていますが、これには若干罠要素があり、実際は1戦目の3時からの MAD vs EG 戦が終わり次第の開始、となります。仮にこの2チームのBO5が3-0などで短時間で終わった場合 DFM vs RNG 戦は6時頃からの開始になる可能性もありますので、その辺りの時間の変動については事前に注意して確認しておきましょう。
●対RNGについての予想などなど
RNGはかつてはUziを擁して圧倒的な強さを誇っていた名門チームでもあり、今はUziこそいませんが、MIDのXiaohu、ADCのGALA、JGのWeiなどキラ星のようなプレイヤーに恵まれ今年のMSIの覇者としても君臨しています。
夏リーグやWCS予選を見た感じ、まだコンディションは万全とは言えない状況に見えますが、それでもまごうことなき世界のTOPレベルのLOLを体現しているチームです。DFMからすると1枚も2枚の上手の対戦相手と思いますが、だからこそ、真正面から力試しをして今後に繋がる挑戦を見せて欲しい。結果、もしもジャイアントキリングが為されれば、それはもう本当に優勝に近いくらいの意味を持つ、そんな相手だと思います。
ある意味、このチームと世界戦の舞台でBO5を本気で戦えるというそれ自体が大きな勲章だと思います。もちろん勝って欲しい気持ちで一杯ですが、勝ち負け以上に気概であったり、今後のLJLプレイヤー皆のLOL熱が一段高まってしまうような、そんな気概のある戦いを期待しています。
DFMの皆さん、プレイインステージは連戦が続き大変かとは思いますが、最後の大一番、是非頑張って下さい！
●今回のWCSプレイインステージでファンになってしまったLOUDというチームについて
今回のWCS予選を通じて、快進撃を見せたチームの一つとして間違いなくブラジルのLOUDが上げられると思います。上の画像は対Fnatic戦を勝ったときのチーム全員での笑顔と抱擁のシーン。
彼らを見ていて強く感じたのが「LOLを楽しんでるな！」ということです。プレイ中に常にチャレンジャースピリッツと楽しむ姿勢、そして笑顔があり、結果としてみているファンや会場を沸かせていたのがとても印象的に感じました。
これは彼らがまだLOL新興地域で失うものが無い立ち位置だからこそ、というプレッシャーの少なさからくるものなのかもしれませんが、でも、そんな彼らをNAの会場が一丸となって応援し、沸き立っているのをみてかつてないくらい「スポーツ」を感じた自分が居ました。アメリカではもう、Eスポーツが本当に文化としても興行としても浸透し、スポーツの域に高まっている、と言えそうな気がします。
そして、もう一つ、このLOUDというチームに好感を覚えた要素として「全員がブラジル人で同じ言語と文化を持っているチーム」という点です。これはそのままチームとしての強さにもつながります。細かい意思疎通や温度感の確認、コミニュケーションエラーを減らす意味でも同じ言語で統一されたチームは優位性を持ちます。また、長い期間、チームとしてゲーミングハウスなどで寝食を共にして戦っていくうえで、同じ文化を持ち、共通意識が多いことはモチベーションの維持や長期的に見た団結力、対ストレス性、ビジョンの共有などなど、多くのメリットを持つ、と思います。
奇しくも、日本が5日対戦するRNGも同様にプレイヤー層は全員中国人で統一されているチームですが、いつか日本も、日本人だけでこのステージ、そしてこのLVまで戦える日が来たら素晴らしいし、見てみたいなあ、と思わせるそんなチームでした。そんなわけで、私はこの大会を通じてLOUD推し、になりました(笑)
何はなくとも、こんな風に色んな想いをもって大会を見れるのも、ワクワクさせてもらえるのも、やっぱりDFMというチームが勝ち残ってくれているからです。そういう意味でも結果を出し、様々なプレッシャーと海外の慣れない環境の中で戦っているDFMプレイヤー＆コーチ陣の皆様には改めて敬意と感謝を。
重ねてになりますが5日のプレイインステージ最終戦、頑張ってください！応援してます☆
