E-Sports Life

League of Legendsで戦う管理人『Canopus』の奮闘記録

プレイインステージ終了 ~舞台はスイスステージへ~

プレイインステージの最後はまさかのリバーススイープでBDSが勝利

今年のWorlds、開催時期こそ遅めだったものの、いざ始まってみるとあっという間に進行は進みプレイインステージもこの週末で全戦終了することに。次ステージへの最後の2枠を射止めたのはVCSの古豪GAMとLECからの最後の刺客BDSという結果となりました。

最終戦は2戦とも趣深い戦いでGAMの山はGAMvsTWというベトナム勢同士の争いとなり勝敗が決した後の両チームの挨拶の時に見知った顔同士のちょっとしたエールと労いのような雰囲気を筆者は感じました。お互い絶対に勝ちたい一戦だったと思いますが、試合後の清々しい空気に「スポーツ」の良さを感じた次第。

また、BDSの山は本当に激闘となり、まさかのリバーススイープでBDSが大逆転する結果となりました。筆者はピッケムで「リバーススイープの生じる数=0」に入れていたので、まさかそれがこのプレイインステージで早くも外れることになるとは、、、ピッケムは残念でしたが、それ以上になかなか見ることのできない拮抗した、素晴らしい試合を見せてもらえたことを嬉しく感じた一戦でした。

上図はPSGが先に2勝した後の一枚。正直この時点で、筆者はPSGが勝つ可能性濃厚とみて、溜まった仕事を片付けるべくセカンドモニタで「ながら見」をしつつ試合を見届けていました。

それが、まさかそこからの。。。

この結果になるとは。。。

特にフルセットの5試合目は40分を超えるロングゲームとなり43分経過時点でもキル差11-8と3キル差、ゴールド差は5Kと経過時間の割に拮抗した、最後まで目の離せない1戦となりました。(結局4戦目から仕事そっちのけで黙々と試合を見てしまう筆者がそこには居ました。。。)

↑フルセットの末の最後にBDSが勝利したワンシーン。実はこのシーンの直前は下図のような状況でした。

↑最後の決戦の直前シーン。ミニマップを見ると解るようにBDSはドラゴンソウルこそ取れているもののPSG側が2インヒビターを割り、ゴールド差もほぼ無い状況。拮抗というよりむしろBDS側が苦しい状況。

↑次の瞬間、BDSは二手に分かれてSUPのアリスターが左側から迂回してエンゲージを狙いつつ、残り4人の本体は上からマオカイのULTを基点としたエンゲージをかけて押し込みました。PSG側もここで右下のリバー側にキャスター陣を守る形でしっかり一度引ければ恐らくリソースを吐き出したBDS側がかなり苦しい展開になったのでは、とも思うのですがアリスターの対応にJ4が追われている中マオカイのULTを食らったことで完全に主導権を取られてMIDレーン上で受けて立つ形となります。

↑上図赤枠がPSGのフロントに当たるナー・レル・J4の3人です。まずレルがマオカイULTを受けてフラッシュアウトを強いられる形で下方へ押し出され、体制が悪い中でアリスターの追撃エンゲージを止めようとJ4が決死のULTを左辺に切るもアリスターが綺麗に右方向へフラッシュアウト。この時点でBDSは5人が纏まった陣形を敷けているのに対してPSG側はULTを吐き出したJ4とヘルスLOWのレルを下方に取り残されてナー1枚が前線を維持する形に。PSG側では最も硬い壁であるナーですが、さすがにこの状況でフォーカスされると瞬殺されてしまいます。

↑そのままスタックの溜まったダリウスに前線をかき乱される形となりレル&アフェリオスがGAもむなしくDEAD。その後、タリヤとJ4も各個撃破される形で終わってみれば5-0のキル交換となりGGという流れになりました。

一連の流れを動画で確認されたい方は↓の公式Youtubeにてご確認可能です。
(再生位置も一応、この最後の集団戦直前に調整してあります。)



最後の決戦時、フロントの要となるアリスターが一人別方向に分かれてエンゲージをかけるという戦略はかなりリスクも大きく、場合によっては悪手となる可能性も多分にあったと思います。しかし(これはソロQなどでも言えることですが)基本的に劣勢に立っている側がリスクを取り流れを変えていかないと挽回&逆転は成り立ちません。

2インヒビター割られている時点でもう後がない自分達の置かれている状況を正確に理解し、リスクがある戦略を果敢に実践し、その結果勝ちを収めたBDSに賞賛を送りたいと思います。また、この戦闘に限らず、2ゲーム先行された状況からリバーススイープに持っていくだけのスタミナと胆力、そして精神力の強さはスイスステージに進むチームに相応しいとも感じました。さらばピッケム。。。スイスステージでも頑張れBDS☆

そんなわけで次はスイスステージ@10月19日から

マッチオーダーは上図の通り。開幕戦はT1vsTLの一戦で火蓋が切って落とされます。日本時間だと10月19日14時からBO1で一気に8試合行われますので、1日で16チームによる8戦が一気に消化される形式。お祭りみたいでかなり面白そうですね、正直、純粋にワクワクしています。

プレイインステージは日本鯖プレイヤーからすると身近で当事者意識を持って応援する場、という心象でしたが、ここからはいよいよメジャーリージョンだる中国・韓国・欧州・北米の上位チームが文字通り群雄割拠でせめぎ合います。Fakerの怪我の治り具合だけが少しだけ気がかりですが、それもこれも開幕戦をしっかり勝利して是非払拭して欲しいところ。WCS2023もいよいよ本戦!引き続きLOL&Worldsを楽しんで行きましょう☆

※記事中の画像はLOL Esportsの公式VODより抜粋・引用させて頂きました。